コシナ

コシナというカメラメーカを知ったきっかけは、OM2000だった。望遠のページでも紹介したとおり、マイファースト一眼はオリンパスのOM10であった。(余談だがマイファーストソニーってどうなったんだろう。)
OM10は、マニュアルアダプターなる物を外付けすると、絞り優先専用機から、マニュアルに対応する仕組みであったが、なんとなくそれが「ダサイ」と思っていた。
カメラ屋で最初にOM2000を見たとき、あまりの「ダサ」さにくらくらした。それに他のオリンパスの一眼と比べて何かが違う。この疑問がすべての始まりでした。
カタログなんかをいろいろ集めるうちに、当時発売されていた各社の一眼レフの中で「0M2000」「FM10」「FE10」「XR-7」「XR-8」が、実は姉妹機で「コシナ」というメーカが作っているという極秘情報を入手することが出来た。(ちょっと大げさ、ちょっとした本や雑誌にはコシナOEMって書いてありました)
こういう業界の秘密なんてのは、そそるもので、ダサイと思っていたOM2000がすっかりお気に入りになっていました。
でも、安いと言っても当時新品で売られていたわけで、わざわざOEM機を高い値段で買うなんてね。

しばらく忘れていたんですが、とあるカメラ屋でヤシカのFX3etc(名前が長い)を安価で発見。初のコシナOEM捕獲の瞬間である。
その足で、テッサーレンズも捕獲し、テッサーのページの仲間入り。このときは、Tスコープにくらくらしていた時期で、テッサー付けたさに購入したようなものです。
あとの顛末は以下のカメラ紹介の通りですが、OM2000が未だ手に入らず。どうしてオークションでああも人気なんでしょうね。OM10がある身にはちょっと値段で妥協は出来ないので。
ヤシカFX-3super2000 ヤシカコンタックスマウント
かなりの美品がなにげに中古コーナに売られていました。すでに倒産したカメラショップですが、ここの中古コーナはコレクターが放出したようなアイテムが結構あり、しかも安かったので当時巡回路にしていましたが、どんどん店の規模が小さくなり、ついに無くなりました。
ヤシカの50mm1.9がついていたのですが、ほとんど使わず、テッサー一筋です。
コシナOEMとしては、古いタイプです。どうやら他のコシナとは中身含めて違うようです。今は中国で生産されているフェニックスと同じようです。ただし、この固体はMADE IN JAPANです。
シャッターは1/2000まで対応ですが、フィルム蓋は金属製で、外装は合皮仕上げです。測光ボタンなどはありません。
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シャッター:1/2000
外装:合皮
フィルム蓋:金属
測光ボタン:なし
プレビューボタン:なし
レリーズロック:なし
多重露光:なし
ニコン FM-10 ニコンFマウント
かなりの美品がなにげに中古コーナに売られていました。ここはメーカ回収の展示品が時々球数豊富に出回るのでそのうちの1台かもです。でもいわゆる大手量販カメラ店の展示品のようにぼろぼろではありませんでした。実はこの店巡回の前に、そのぼろぼろの展示品の前で30分以上悩んだ後だったので飛びついてしまった。しばらくレンズ無しだったのですが、準パンケーキの50mm1.8をつけてみました。その後トキナーの17mmを見つけてニコンレンズは2本になりました。
コシナOEMとしては、最新型であり、ニコンの仕上げのよさも感じさせます。
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シャッター:1/2000
外装:ゴム張り
フィルム蓋:プラスチック、フィルム窓
測光ボタン:あり
プレビューボタン:あり
レリーズロック:あり
多重露光:あり
ACMEL CM-7 Kマウント
コシナの広角レンズシリーズ(20,24,28mm)が気になっていたときに、ネット検索で見つけた望遠鏡ショップにこいつはいました。新品デッドストックが、安価だったので、コシナOEMと確信して購入。KマウントなのでMZでそろえたレンズが使えます。
いろいろ調べた感じでは、ACMELはミノックススパイカメラで有名な浅沼商会のブランドのようです。CM-7はチノンの一眼の型番で、たしかに同じようなデザインのカメラがチノンから出ていたようです。今はペンタックスのM50mm1.4をつけていますが、FA43シルバーをいつかつけたいです。
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シャッター:1/2000
外装:合皮
フィルム蓋:金属
測光ボタン:あり
プレビューボタン:なし
レリーズロック:あり
多重露光:なし

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追記
 オークションでCHINONブランドのCM-7がありました。
写真を借用しています。
ビクセン VX-1 Kマウント
ネットを常時接続にしてから、オークションにはまっています。いつでも気楽にチェックできるのが良くない。昔ピーヒャララのときは、いちいち電話代払ってつなぐのもおっくうだったんですよね。
そんなとき、こいつを発見、だめもとのつもりで入札したら大当たり。
ファインダースクリーンが天体写真用とかで、通常撮影時には露出計の値がちと違うらしい。ネガなら関係ないかな。
レンズは、ペンタックスのAF用FA50mm1.7がのっぺりしたゴム巻きボディにあってますね。決してかっこは良くないけど。
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シャッター:1/2000
外装:ゴム
フィルム蓋:金属
測光ボタン:なし
プレビューボタン:なし
レリーズロック:あり
多重露光:なし
キヤノン T−60 キャノンFDマウント
オークションのおかげ?で輸出用のT−60なんてのもそこそこのお金さえあれば買える時代なんですね。FD50mm1.4が良いらしいと雑誌やネットの受け売りで欲しくなっていたときに、親戚からキヤノンFTをもらう。しかし、でかい重いで使うの大変。やっぱT-60だよなー。ってわけで狙っていました。
買ってみてあまりのチープさにびっくり、今までのコシナOEMとなんか違う。フィルムレールがどうもプラスチック(他機種はダイキャストと思われ)、軍艦カバーがもろプラスチック、ロゴの印刷が貧弱、所詮輸出専用機って作りでした。
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シャッター:1/1000(これのみAEです)
外装:ゴム
フィルム蓋:プラスチック、フィルム窓
測光ボタン:なし
プレビューボタン:なし
レリーズロック:なし
多重露光:なし
オリンパス OM2000 OMマウント
程度の良いものだと、カメラショップで2万円は下らない。また、オークションでも箱付なんてことになると2万円を下回りません。
今回、オークションで程度のよさそうなものを安価で落札できました。さらに、出品者の手違いがあったのでおまけに200mmのレンズもつけていただき大変満足です。
届いた個体も非常に程度が良く、これでOM10から開放されます。
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シャッター:1/2000
外装:ゴム張り
フィルム蓋:プラスチック、フィルム窓
測光ボタン:スポット測光が可能です。
プレビューボタン:オリンパスはレンズにプレビューボタンがあります。
レリーズロック:あり
多重露光:あり
リコー XR7II Kマウント
露出計が壊れていて、AUTOが使えない固体をオークションで格安で購入しました。
これがきっかけでリコーのXRシリーズを集め始めました。
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シャッター:1/2000auto
外装:ゴム張り
フィルム蓋:プラスチック、フィルム窓
測光:XR7IIはオートです。AEロックあり
プレビューボタン:あり
レリーズロック:あり
多重露光:あり
以下続く...

海外にもOEM実績が多いようです。自社ブランドでもC1Sってのを出しています。

コシナさんは、今や大フォクトレンダーシリーズで大躍進中ですが、そんなメジャーなコシナさんより、マイナーなコシナさんが好きです。
というわけで、フォクトレンダーは私の守備範囲外とします。単に貧乏なだけ...